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はじめに - なぜ、この時期が「ゴールデンエイジ」と、呼ばれるのか
7〜12歳は、神経系の発達がピークを迎える特別な期間。
この時期、子供たちは 見た動きを瞬時に再現できる“天才的吸収力” を持っています。
だからこそ、この数年間の過ごし方が、その後の運動神経や思考力の伸びを決定づけます。
私たちのプランは、この黄金期を最大限に活かすため、低学年(7〜9歳)と高学年(10〜12歳)で指導内容を明確に分け、年齢ごとの発達特性に合わせたアプローチを行います。
【低学年:7〜9歳】プログラム -「動き」を丸ごとインストールする
テーマ:「見て、真似る」天才期間
この年代は理屈より感覚が優先。
正しい動きのお手本を見せ、それを楽しみながら真似させることで、運動の基礎が一生モノとして体に刻まれます。
この時期に、学ぶこと
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正しいラケットの握り方と、美しいスイングフォーム
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基本的なフットワークと、ボールとの正しい距離感
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サーブ、レシーブ、ボレーといった全ショットの基礎
1日の、練習メニュー(例)
時間帯 | 内容 | 目的 |
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ウォーミングアップ | 動物の動きなど多様な動作 | 全身運動と柔軟性UP |
基礎フォーム練習 | コーチの動きを見て真似る反復練習 | 正しい動作の定着 |
ミニゲーム | 勝敗よりもラリーを続けることに集中 | 協調性と集中力 |
この段階では「勝つこと」よりも、「できた!」を積み重ねることが重要です。
【高学年:10〜12歳】プログラム -「思考」を武器に変える
テーマ:「なぜ?」を、ゲームの中で見つける
この年代は、身体能力の成長に加え、論理的思考が芽生え始めます。
そこで、プレーに戦術的な要素を加え、「ただ打つ」から「考えて打つ」へとステップアップします。
この時期に学ぶこと
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なぜ、そのショットが有効なのか(コース・球種の意図)
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パートナーとの連携・役割分担(チーム戦術の基礎)
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相手の弱点を見抜き、効果的に攻めるゲーム分析力
1日の、練習メニュー(例)
時間帯 | 内容 | 目的 |
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ウォーミングアップ | 俊敏性を高める動作や特定ショット練習 | 試合を想定した体作り |
実践ラリー練習 | 2対1や制限付きラリー | 状況判断力の養成 |
試合形式+作戦会議 | 試合後にディスカッション | 戦術理解と改善能力 |
この年齢になると、練習後の「作戦会議」が大きな成長ポイントになります。
お子様の成長を加速させる環境がここにあります
年齢帯 | 主なテーマ | 育つ能力 |
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低学年(7〜9歳) | 動きを丸ごとインストール | 運動能力の基礎、集中力、自信 |
高学年(10〜12歳) | 思考を武器に変える | 論理的思考力、問題解決力、協力の喜び |
この黄金期に、正しい環境と指導を受けられるかどうかは、その後のスポーツ人生だけでなく、学業や社会生活にも影響します。